一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会」が、2016年の「歴史的カメラ」として、9機種を選定しました。
選定機種と選定理由は以下の通りです。
ソニー サイバーショットRX1R II
世界で初めて液晶で光学ローパスフィルター効果を調節できる35ミリ判フルサイズセンサーを備えたコンパクトデジタルカメラ。
ニコンD5
中央-4EV、その他のポイントで-3EVまで対応する153点AFセンサーや、AF・AE追従で毎秒12コマの高速連写、常用最高感度ISO102400、拡張感度ISO3280000相当など、様々な撮影条件に対応する機能を備えた35ミリ判フルサイズ撮像素子のデジタル一眼レフカメラ。
キヤノンEOS-1D X Mark II
フルサイズ機で初めて「デュアルピクセルCMOS AF」を採用し、AF・AE追従で毎秒約14コマの高速連写や、レンズの各種収差やローパスフィルターの影響などをカメラ内で補正できる光学特性補正機能(デジタルレンズオプティマイザ)を備えたデジタル一眼レフカメラ。
PENTAX K-1
フルサイズ機で初めてボディ内5軸手ぶれ補正機構を採用し、自由なアングルが可能なフレキシブルチルト式液晶モニターや、ボディ各所にLEDを配し操作部を照らす機能を備えた、デジタル一眼レフカメラ。
SIGMA sd Quattro
Foveonクアトロイメージセンサーを備えたノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。
FUJIFILM X-T2
被写体の動きに合わせて「被写体保持特性」「速度変化特性」「ゾーンエリア特性」の3要素を細かく設定することができるようにする「AF-Cカスタム設定」など、動体追従性能、AF機能を強化し、初めて3方向チルト式液晶モニターを備えたノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。
ソニーα99 II
79点の位相差AFセンサーと399点像面位相差AFセンサーが同時に駆動する「ハイブリッド位相差検出AFシステム」を備え、4240万画素フルサイズ撮像素子でAF・AE追従毎秒12コマの高速連写が可能なレンズ交換式デジタルカメラ。
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII
121点オールクロス像面位相差AFを備え、AF・AE追従で毎秒最高約18コマ、固定で毎秒最高60コマの高速連写が可能なノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。
歴史的カメラ審査委員 (五十音順・敬称略)
森山 眞弓 日本カメラ財団(委員長)
市川 泰憲 写真技術研究家
河田 一規 カメラ評論家、写真家
河野 和典 カメラ評論家
豊田 堅二 カメラ評論家
中村 文夫 カメラ評論家
萩原 史郎 写真家
山本 晃 東京工芸大学名誉教授
一般財団法人日本カメラ財団 より
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